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病状の説明


埋伏歯・埋伏智歯

顎の中に埋ったままで萌えてこない歯や親知らずの抜歯は、ほとんどが外来通院で手術ができます。深く埋っていたり、多数の歯を同時に抜歯する場合には、数日の入院が必要になることもあります。
その他、他の病気でいろんな薬を内服しておられる方、歯根の肥大・癒着など抜歯困難が予想される方の抜歯も行っています

炎症(骨膜炎・骨髄炎・蜂窩織炎・歯性上顎洞炎)

虫歯や歯槽膿漏からの感染で痛み、発熱、顎の周囲や頬の腫れ、食事ができない、飲み込めない、口が開きにくい、飲み込むとのどが痛いなどの症状を伴ったりします。
薬(抗生剤・消炎剤)、消炎処置(切開排膿術)、原因の除去でほとんどの方は治りますが、炎症が拡がっている場合には入院下での早急な処置が必要になることもあります。

唾石症

唾液腺(主に顎下腺)の中あるいはその排泄管にできる石のことです。
症状は特徴的で食事をすると顎の下が痛くなったり、腫れてきたりします。
唾石が排泄管の出口近くにある場合には舌の下が腫れることもあります。

嚢胞

顎の中にできる袋状のものです。歯が原因でできることが多く、顎の周囲が硬く腫れたりして、歯科治療でレントゲンを撮った時にみつかることが多いようです。
また口唇の内側や舌のわきがやわらかく腫れてくる嚢胞もあります。
その他に埋伏歯が原因となることもあります。
いずれにしても虫歯や埋伏歯は、嚢胞の原因になりますので治療あるいは、抜歯しておかれることをおすすめします。

外傷(顔面や口腔内組織の裂傷、歯の破折・脱臼、顎顔面骨骨折)

スポーツ、喧嘩、交通事故などが原因とすることが多いようです。
歯が抜け落ちてしまった場合には、できるだけ乾燥しないように清潔な牛乳・生理食塩水(無ければ水道水)に浸したガーゼやコットンに包んで持ってきてください。
再植することで保存できることもあります。
顎の骨折は咬み合わせを考えた治療が必要です。
顎が骨折していますと、入院、手術による整復・固定が必要になることもあります。

顎・口腔領域の腫瘍

口の中や顎の中や周囲には良性のものから悪性(癌)のものまで多種多様の腫瘍ができます。
口の中にできていつまでも消えない白斑やなかなか治らない口内炎や潰瘍、腫れ物があるようでしたら、早めに受診してください。

顎変形症

下顎前突症(受け口)、上顎前突症、開咬症(口を閉じても上下顎の歯が咬み合わない)などで、歯の矯正治療だけでは治らないような顎の骨格性の変形症にたいして手術的に移動して矯正します。ただし手術前の矯正治療や手術後の保定治療が必要になることが多く、地域の矯正歯科との合同治療となります。

顎関節症

口が開きにくい、大きく開けると痛い、かむと痛いなどの症状、口を開けたり閉じたりするときにカクカク音がして痛みを感じる、あるいは耳の前や下から顎にかけて痛みを感じるなどいろんな症状を示す疾患です。
受診するまでは、硬いものを食べたり、大きく口を開けたりしないで、安静にしてください。
症状がやわらぐことがあります。

当科では症状に応じて消炎鎮痛剤・筋弛緩剤の内服、スプリント(上顎の歯に被せるセルロイド製の簡単な装置)などで治療を行っています。

舌痛症、口腔不定愁訴、味覚障害

特に場所が特定できないが舌や歯肉などが痛む、口の中が何かおかしい、味覚に異常を感じるなど。原因を追究し治療をおこないます。

ただし、全身的な疾患があり、その一症状が口の中に現れることがありますので、そのような場合にはそれぞれ専門の科に治療を依頼します。

その他どんなことでも気になるようなことがありましたら、まずは御相談下さい。