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糖尿病・内分泌内科


トピックス

  • 世界糖尿病デーにあわせ、糖尿病予防啓発活動を開催しました。
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糖尿病・内分泌内科について

 内分泌・代謝疾患の領域は非常に広く、下垂体疾患、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、性腺疾患、脂質異常症、代謝性骨疾患、肥満症などをカバーしています。これらの疾患は直接の死因になりにくいため見過ごされがちですが、放置すると重大な結果を招く可能性があり早期発見・早期治療が重要です。
 糖尿病・内分泌内科では、多くの専門医が質の高い医療を提供しています。この分野に不安がある方は、ぜひ受診をご検討ください。

糖尿病

年次別にみた糖尿病の状況

厚生労働省「国民健康・栄養調査」より

 糖尿病は生活習慣病に分類され、令和2年の調査によると総患者数は579.1万人にのぼります。令和3年の国民医療費では1兆1994億円が費やされています。糖尿病が強く疑われる者と可能性が否定できない者の合計は、平成19年の2210万人をピークに減少し、平成28年の推定値は2000万人です。しかし、治療を受けている割合は76.9%と高くなく、受診率向上が課題です。

糖尿病が強く疑われる者における治療の状況の年次推移(20歳以上)男性

厚生労働省「国民健康・栄養調査」より

糖尿病が強く疑われる者における治療の状況の年次推移(20歳以上)女性

厚生労働省「国民健康・栄養調査」より

平均寿命と健康寿命の推移 男性

厚生労働省「厚生労働白書」より

平均寿命と健康寿命の推移 女性

厚生労働省「厚生労働白書」より

 糖尿病は自覚症状が少なく、健診で偶然発見されることがあります。放置や不適切な治療は合併症を引き起こし、失明、人工透析、足壊疽などの危険があります。また、動脈硬化を促進し、心筋梗塞、脳梗塞のリスク因子となります。当院では外来治療に加え、糖尿病教室や教育入院プログラムを提供しています。糖尿病は歯周病、認知症、癌、骨粗鬆症といった併存症のリスクも高めるため、健康寿命延伸のために重要な治療対象です。

糖尿病教室

どなたでも受講可能です。
  • 内容は、
  • 糖尿病について(糖尿病ってなに?合併症について)
  • 糖尿病と食事(私は何が食べられるの?)
  • 歯と眼の話(あなたの歯は大丈夫?眼にしのびよる糖尿病)
  • 糖尿病の日常生活(足の手入れとシックデイ、みんなで語ろう療養生活)
  • 薬と運動の話(インスリンと飲み薬、効果的な運動は?)
などです。受講希望の方は糖尿病・内分泌内科外来までお問い合わせください。

糖尿病教育入院

 糖尿病専門病棟で指導に精通したスタッフが担当し、患者様 一人ひとりに、丁寧に正しい知識の習得と、生活習慣の見直しの お手伝いをさせていただきます。
 入院日は、毎月第2週の水曜日から第3週の火曜日までの1週間です。 入院検査は、血液検査、検尿(尿蛋白、尿糖、尿中インスリン分泌量も含む)、 X線検査、心電図R-R間隔(自律神経障害の検査)、下肢知覚検査、 血圧脈波検査、腹部超音波、頸動脈エコー、眼底検査などです。
 糖尿病と言われた方、糖尿病のコントロールの悪い方に、 是非教育入院をお勧めします。

甲状腺疾患

 甲状腺疾患も頻度が高く、特に女性に多い病気です。バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症などのホルモン疾患と、甲状腺乳頭癌、濾胞癌などの腫瘍性疾患があります。診断は血液検査、甲状腺エコー、吸引細胞診、シンチグラフィーなどで行います。当院ではバセドウ病に対するアイソトープ治療も実施しています。
 頚が腫れている、発汗が増えた、体重減少、 動悸(甲状腺機能亢進症の症状)、寒がり、便秘、むくみ(甲状腺機能低下症の症状)などの症状があるときは、甲状腺の検査も受けてみましょう。

骨粗鬆症・代謝性骨疾患

 骨粗鬆症は日本全国で約1200万人が罹患する、特に女性に多い疾患です。しかし、治療を受けている患者数が少ないのが問題です。当院では第1、3週の木曜日に骨粗鬆症外来を設け、積極的に対応しています。将来の骨折予防のため、特に閉経後の女性は検査を受け、必要に応じて治療を開始することをお勧めします。

肥満症外来

 当院は令和7年度より、肥満症外来を開設予定です。肥満症は糖尿病、心疾患、腎疾患などの原因となるため、これに対応します。外来は完全予約制で、第2・第4木曜日を予定しています。対象となるのは以下の方々です:
高血圧症、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかを有し
1.BMI 27以上で、以下の疾患のうち2つ以上を有する方:
  • 耐糖能障害(2型糖尿病)
  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 高尿酸血症・痛風
  • 冠動脈疾患
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作
  • 代謝関連脂肪性肝疾患
  • 月経異常・女性不妊
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
  • 運動器疾患(変形性膝関節症など)
  • 肥満関連腎臓病
2.BMI 35以上の方
 単に肥満だけの方は対象外です。受診希望の方は、まず電話で相談の上、予約をお願いします。

その他の内分泌疾患

 下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、性腺疾患は稀ですが、専門医が適切に診断・治療します。また、骨粗鬆症外来や肥満症外来も設けています。当院の糖尿病・内分泌内科は、多くの専門医が質の高い医療を提供しています。不安のある方はかかりつけの先生と相談のうえ、受診してください。

下垂体のMRI画像1

下垂体のMRI画像2

診療実績

糖尿病・内分泌内科 統計

項目 2021年 2022年 2023年
先端巨大症 0 2 2
プロラクチン産生腫瘍 0 2 2
下垂体機能低下症 9 13 14
甲状腺機能低下症 35 150 150
甲状腺機能亢進症 54 215 215
1型糖尿病 13 73 83
2型糖尿病 427 1,181 1,200
甲状腺エコー 91 90 350
バセドウ病アイソトープ療法 7 7 3

医師紹介

野村 由夫

役職・卒業年 部長(平成4年卒)
認定資格・所属学会等
  • 医学博士
  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医・評議員
  • 日本甲状腺学会専門医・評議員
  • 日本糖尿病学会専門医・研修指導医
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修指導医

所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本糖尿病学会
  • 日本内分泌学会代議員
  • 日本甲状腺学会
  • 米国内分泌学会
  • 日本静脈経腸栄養学会
  • 日本肥満学会
  • 日本骨粗鬆症学会

新居 晶子

役職・卒業年 部長
認定資格・所属学会等
  • 医学博士
  • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
  • 日本糖尿病学会専門医・研修指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修指導医

伊藤 真衣

役職・卒業年 医師(平成29年卒)
認定資格・所属学会等
  • 日本専門医機構認定内科専門医
  • 緩和ケア研修会修了

  • 所属学会
    • 日本内科学会
    • 日本糖尿病学会
    • 日本内分泌学会

深見 亜也子

役職・卒業年 非常勤医師
認定資格・所属学会等

野呂 晴子

役職・卒業年 非常勤医師
認定資格・所属学会等

伊藤 美穂

役職・卒業年 非常勤医師
認定資格・所属学会等

一柳 亞季

役職・卒業年 非常勤医師
認定資格・所属学会等

佐々木 梨絵

役職・卒業年 非常勤医師
認定資格・所属学会等

診療担当医師一覧表

時間区分 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 深見
伊藤
野村
新居
野呂
伊藤
深見
一柳

骨粗鬆症外来
(1・3週)
野村
佐々木
午後 甲状腺外来 甲状腺外来
(1・3・5週)