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看護局の取り組み 


倫理カンファレンス

患者さんは何を考え、望んでいるのか?想いの表出ができない場合、誰が患者さんの想いの代弁者になるのか?患者さんが不利益になっていないか?わたしたちは患者さんにとって最善を尽くすために、日々倫理的問題に直面しながら働いています。そのため倫理カンファレンスを通じて看護師だけでなく医師やリハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーなど多職種で話し合います。患者さんの価値観や家族の在り方は多様化しているため、多角的に捉え話し合います。一番大切なことは、『患者さんにとって最善であること』

ある日の倫理カンファレンス

患者さんの状態が悪化した場合、積極的に治療を望むのか否か、本人とご家族の想いに相違が生じました。『大切にしたいことは本人の意思。』しかし、入院後は本人の意思表示の確認が困難になったため、「意思表示を確認してはどうしていくか?」が議題にあがりました。絵のカードで意思表示の手助けをしてはどうかなどの意見がでました。また治療方針を再度、医療者間で話し合いご家族の想いを聞き本人の意思を一番に今後の方向性を決めていくことになりました。患者さんとご家族の状況は日々、変化していきます。その度に話し合い、患者さんの最善を一番に考えていきます。

退院前・後訪問

入院中の患者さんは、いつか退院する日を迎えます。その日を目標に私たちと患者さん、ご家族と一緒に目標を立ててそれに向かっていきます。しかし、退院後もケアが継続できて生活することができているのか?困りごと、不安なことはありませんか?私たちは、入院生活の中の看護だけでなく、退院前、退院後も継続して看護ケアの提供をしています。患者さんのご自宅に訪問して、不安やお困りごとをお聞きし、対応したり、人工肛門の交換や管理の方法を今一度、ご家族と患者さんと一緒に行ったり、ご自宅でも看護ケアの提供をしています。

ある日の退院後訪問

人工肛門のケアについて本人さん、ご家族の様子をみにご自宅に伺いました。
担当看護師
『退院した後に、おうちで手技ができているか、排便コントロールや内服管理がちゃんとできているか気になっていました。実際に訪問して内服のコントロール方法や、ご家族の人工肛門の交換の方法を確認できました。ご家族に疲労も出てきているので、労いながら次の訪問でもご家族の不安の軽減をするケアが大切だと思いました。』
患者さん、ご家族
『わからないことをちゃんと丁寧に説明してくれる。』『ありがとう。』と寒い中、玄関で私たちの姿が見えなくなるまで手をふって見送るご家族のお気持ちにあたたかい気持ちになりました。

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