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Education


私たち教育担当者の役割は、新人看護師が安心して職場に対応していけるように年間指導計画書を作成したり、病棟全体で新人を育てていけるように教育担当者で意見交換などを行い、職場環境を整えていくことです。

最初は、まわりと比較してしまい、出来ないことに着眼して落ち込んでしまうこともあるかと思いますが、誰でも得意、不得意はあるものです。
私が、指導に当たるときは、看護師一人一人によって出来ることは何かを考え、それを相手に伝えるようにしています。

人は、自分を客観的に観ることが苦手なので、出来ていることを伝え、ひとりひとりの個性を伸ばしていくよう心がけています。
「できる。」を「もっとできる。」に変えていくことで、「看護って楽しい。」と思ってもらえたら嬉しいです。自分の「できる。」を知っている人は、最強です。当院は、教育体制も整っており、職場もアットホームな雰囲気です。これから皆さんが少しでも楽しく、笑顔で成長していけるように私たちがサポートしていきます。

職場環境に慣れ、社会人として、職業人としてのマナーを身につける時期です。看護専門の職人として、職場適応できる力を養います。

自ら学ぶことの楽しさを実感できるよう援助します。この時期にはローテーション研修、シュミレーション研修などを経験します。7月頃から夜勤勤務が入ってきます。患者さん、ご家族の思いに共感し、担当看護師として誠意ある態度とは何か考える機会も増えます。

さらなる技術習得を目指します。1年間の振り返りを行い、今後の課題を明確にする時期です。年間の学びを発表し、自己の成長を実感し、2年目への自信につなげるよう支援します。

2021年3月23日に1年の研修のまとめがありました。
2020年度の新人看護師が、2つのグループに分かれて看護をしていく中で一年を通して”辛かったこと、悲しかったこと”、”幸せと感じたこと”などを発表しました。「退院の決まっていた患者さんの急変を目の当たりにして自分に何かできなかったのかなど命の重みを感じた。」、「コロナ禍で家族が外で見守り、家族の代わりに患者さんの最後に寄り添い、手を握ることしかできなかった。心苦しかった。」、「忙しいとちょっと待ってください。と言うことが心苦しかった。」

「同期に出会えたことが幸せ。」、「患者さんとのケアやミュニケーションを通じて名前を覚えてくださったことが幸せ。」、「患者さんが回復していくのが幸せ。」、「できることが増えていったことが幸せ。」など具体例を挙げながら1年の発表をしました。それぞれ、色々と看護を通じて感じ取った学びを同期と共有できる時間となりました。1年で大きく成長していると感じた研修会でした。